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ガンダムSEED FREEDOM 小説版 下巻 感想/レビュー | 「こんなシーン見たかったんだ」が見れる素晴らしいファンブック!!

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ネタバレなし感想

まず一言言わせてください。

ガンダムSEED FREEDOMを見て魂震えた人は買ってください!!上巻すっ飛ばして下巻からでもいいんで読んでください!!!

いやもうほんとに素晴らしいファンブックでした。。。
読んでいる途中SEEDの世界に入り込めるし、読み終わったらまた映画館にgoしたくなります。

この小説で満足できる点としては次です。

映画で語られていないキャラ同士の掛け合い

しかもこれが見たかったんだ!!と上映からずっと思っていたものがふんだんにありました。正直予想外のもの多くてSEED好きならページをめくるときにニヤニヤすること間違いないです。

映像化できないキャラの心理描写

小説の醍醐味と言えばキャラの行動を裏付ける心理描写だと思ってるんですが、ここがすごいよかった。
あの行動した背景には何があったんだみたいなのが随所に散りばめられていて、よりキャラたちに説得力を感じました。

 

以下ネタバレありの感想

アウラのメンデルで研究していたことの回想

彼女の子どもたちは期待に応えた。すべてにおいて卓越した能力を示し、他者と完全に融和できる個体──新しい世界にふさわしい子どもたちだ。  
だがヒビキは、くだらないと一蹴した。  
──遺伝子を操るだけじゃ満足できずに、他人すべてを操ろうなんて、きみはとことん傲岸だね。

ガンダムSEED FREEDOM 下巻

衝撃の事実。アコードの研究していたアウラとキラを設計したヒビキ博士は面識があってライバル意識を持っていた。
そしてアウラはデスティニープランを阻止したキラのことを、ヒビキ博士の影を見て因縁を感じていた、、。

こんな背景あったとかめちゃ面白い、、(尺の都合でカットしたんだろうけど)この部分映画にも盛り込んでほしかったな。。

しかもアコードやデスティニープランの研究を「他人をすべてを操る傲岸な行為」と表現していて溜飲が下がった。
今までヒビキ博士のことあんまいい印象なかったけど、ちょっと味方な感じで見ちゃったよ。

キラの戦闘中の心理描写

 あきらめない。ラクスの愛が、ラクスへの愛があるから。
 愛は一人の人間が誰かに与えられるもっとも貴重な贈り物だ。
 愛することで人は、ほんの少し大きくなれる。
 ほんの少しだ。
 愛は地球を救わない。
 愛は誰かを救わない。人を救うのはその人自身だ。

ガンダムSEED FREEDOM 下巻

ここはプラウドディフェンダーにまだドッキングしていない状態でのオルフェとの戦闘中、キラが劣勢の場面

「だけど僕にも武器がある」
「なんだそれは?」
「ラクスの愛だ!」
「、、ふざけるなあ!!」

のときなんですが、、正直映画3回みて3回ともここでセリフのシュールさに笑いました。笑

でも改めてキラの心のうちを言葉にして見せられると愛っていいな(小並感)とか思ったし、確かにラクスの愛は武器だって思った。( ;∀;)

小説でしか味わえない心理描写見て気持ちが変悪を感じて、この小説でしか味わえない体験ができたことを改めて実感しました。

イザーク・ディアッカとアスランとの会話

〈……貴様はどうするんだ?〉
 イザークの問いかけに、アスランは月の向こう側に目を向ける。灰色の衛星に隠されて、いまは見えない青い惑星に。
「同じことを続けるさ……また」
 自分にできることを続けるだけだ。
 あの惑星にいる彼女と同じように。
 ディアッカが静かに答えた。
〈そうだな……〉
 属す場所も立場も違う。だが、どこにいてもきっと、彼らとは同じ思いで繫がっていくのだろう。これからも。

ガンダムSEED FREEDOM 下巻

ザラ隊の同窓会キター!!!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
これ!これが見たかったんですよ!!!

キラとアスランの関係って良くも悪くも友人の延長線にある気がします。
一方この3人、特にイザークとアスランは「戦友」って感じの関係だと思ってて、そこがすごい好きなんですよね。

今はアスランはザフトを離れたけど、結局同じ方向を向いているってめちゃいい、、
このシーン読めただけでこの小説買う価値あります。。。

てか小説ではイザーク、ディアッカ、アスラン、シン、ルナマリアという謎の旧ザフト連合でレクイエム破壊してたけど映画では、超駆け足でカットされてたよね、、?(描写されてたらすみません)
本当にこのシーンエモすぎるので映像化してほしい。。

エピローグ

 二人は並んで、オーブの美しい海を眺めた。宝石のように明るくきらめく、南洋の海を。
 アスランはふと、遠慮がちにたずねる。
「カガリは……やめたいと思わないのか?」
「そりゃ、思うことはあるさ。しょっちゅうだ」
 カガリは明るく笑って言った。
「でも、オーブを愛しているからな。仕方ない」
 そして、そんな彼女を自分は愛しいと思う。
 この金色の瞳が見つめる未来を、守りたいと願う。

ガンダムSEED FREEDOM 下巻

アスカガの絡みキター!!!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

映画ではリモート操作で二人の絆が確かなものになっていることを見せつけられてほっこりしましたが、、、でもやっぱり話しているとこ見たい!!!!
という願望を叶えてくれた、、ありがとうございます( ;∀;)

なんか「この金色の瞳が見つめる未来を、守りたいと願う。」てアスランて感じするんですよね、、
SEEDのアスランとカガリのキスシーンの「カガリに会えてよかった。君は俺が守る」のセリフがすごい印象に残ってるんですが、その時の面影を感じてイイ。

特典小説でしかアスカガを見れないかと思ってたらこんなところに伏兵が、、サプライズのアスカガ成分の供給で死にそう。。

終わり

いやもう本当に最高の小説でした。
劇場版の随所の補完だけに飽き足らず、ファンの見たい部分をしっかり描いてくれました。

こんなことされたら、今回追加された描写を含んだスペシャル版SEED FREEDOMを望んでしまいますよ。ユニコーンがTV版放送したみたいに、編集して追加シーン挿入してほしい、、!!!!

とりあえずもう一回映画見てきます。今回感じたキャラの気持ちを噛み締めながら。

ではまた。(´∀`)ノシ