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ガンダムSEED FREEDOM 小説版 上巻 感想 | 映画見て感動した人は余韻に浸れるファンブック

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ガンダムSEED FREEDOM の小説版の上巻を読みました!
映画の余韻を家で楽しむ上でとてもいい本でした。僕は映画で動いていたキャラクターの心理描写があったらいいなと思って買ったのですがどうでしょうか。

1/26(金)に映画を見た後余韻でしばらく眠れない日が続いたのですが、眠れないベッドの中で考えていたのは「次に見にいくときは予習復習してから見にいって最高の状態で見たい、、!」と言う思いでした。

ということでこの小説版を買いました。

しかし1月に発売されたのは上巻だけ、、
この時点で「上下巻一気に発売して映画の準備させてほしい、、!」と不満に思っていたのは言うまでもない。

印象に残っているシーン

キラだけに責任を負わせるつもりはなかった。その責任はラクスのものであった。
デュランダルを討ち、その後の世界を混乱に陥れたことへのーーー。

コンパスの総裁に就任することを決意してキラに打ち明けることへのラクスの回想シーン。

DESTINEY本編では悩みなく当然のようにデュランダルを倒してた印象だったけど、心のうちでは色々葛藤があったんだなと。

どうぞ…私のことなど、月の作った影とでも思って
その優しい物言いが、今はありがたい。

舞踏会?のあとでオルフェがラクスを口説いてるシーン。(怒)

このオルフェのセリフ、すごいキザっぽくていいなって思いました。こんな言葉さらっと言えるようになりたい。

そしてそれを聞いてちょっと安心しているラクスがふつうに嫌なんだが!

映像で見るとオルフェに口説かれて困ってるのかと思ってたけど、いい感じな気持ちになってたのね、、。しかもアコードの能力関係ないし。

なんかラクスって人間の持つ心からかけ離れた精神構造してそうな印象持ってたけど、こういうイケメンに優しい言葉かけられて安堵する側面もあるんだなと少し印象変わりました。

さて、これを書いている時点で、私まだ劇場版を見れてません。

後藤リウ先生の後がき。

まじか!と思った。この小説を読んで劇中のシーンがありありと思い浮かんでいたけど、文字だけでこのシナリオを作っていたんだなって。(まあそれはそうか)

改めて小説家さんってすごいなって思いました。

もうちょいこうして欲しかった点

小説のいい点はアニメ映像では表現できない登場人物の心理描写の深掘りにあると思ってて、この本を手に取った時もそれを期待していました。

これに関して本音を言うともうちょい欲しかったなって感じました。

例えば、、

  • キラがシンに対してどのような印象を持っているか
    • 映画通してふんわりとしか描かれていなかったから、ここは文字で詳細に描いて欲しかったナ。シンからキラへの気持ちはすごい伝わってくるけど笑。下巻で描いてくれることに期待。
  • シンがデストロイと対峙しているときの心理描写
    • 個人的にシンのデストロイに対するイメージはいろいろ複雑なものがあると思ってて。言うまでもなくステラが戦争に利用されて命を落とした機体でもあり、特に印象的なのはスティングが乗ってるデストロイに鬼神にような表情で撃墜しているところ。大戦が終わって気持ちが落ち着いた後に再びデストロイと対峙してなんか特別な思いがあってほしかった。

こんなこと言い出したらキリがないのでまあ欲を言えばと言う感じです。

終わり

当初の目的の二回目のために予習したいというニーズに十分答えてくれる本でした。

本読んでるとキラの苦悶の表情やフリーダムの活躍が頭に浮かびます。

ただ、劇場では描かれない実はこんなシーンが!?的なのはあまりないのでそこだけ注意という感じです。

ではまた。(´∀`)ノシ