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劇場版ガンダム SEED FREEDOM 感想 | SEEDを好きでよかった、、、ファンが報われる傑作映画

 20年ごしの新作であるガンダムSEED FREEDOM、1/26に有給をとって公開初日に見に行った。一言で感想を言うなら最高だった。DESTINEYでモヤモヤした感情を持っていた僕にとって、その感情の全てが振り払われたような気持ちになった。僕のようにSEEDに感動してDESTINYでやりきれない気持ちになった人にこそ見てほしいし、ほぼ全てのキャラがどこかで活躍していてSEEDのキャラクターで1人でも愛着を持っている人は感動できる出来になっていると思う。

そもそもなぜDESTINYにモヤモヤした気持ちになっていたのか

 DESTINYは新しい主人公としてシン・アスカを据えて物語が始まった。だが、中盤以降になると前作の主人公のキラが登場し、その圧倒的な力で連合とザフトの戦闘に介入していく。

(ざっくり言うと)実はザフトは悪いことを企んでいた。物語としての悪役のザフトを討つのは当初主人公として打ち出していたシンではなく前作の主人公のキラだった。終盤ではクレジットの順番もキラの方が先になった。そしてシンは戦争をする意味に悩み苦悩の中で戦闘をした結果キラ率いるオーブ軍に敗れる。

 シンに少なからず感情移入していた僕はこの展開にモヤモヤしていた。妹も恋した女の子も戦争で亡くし、軍を離反した元上司のアスランに討たれる。。何か救いを残してくれよ、、!

SEED FREEDOMでのシン 

 SEED FREEDOMでは冒頭からシンはキラのことを隊長と慕っている姿が描かれる。もうこの時点で感動した。。。DESTINY本編での陰鬱な表情はなりを潜め、本来の明るく無邪気な様子がスクリーンに映し出されていた。パーティ会場で山盛りにご飯を食べるシン、デストロイ相手にキラと連携攻撃をしているシーン、デスティニーガンダムSPEC IIを渡された時の嬉しそうな表情、、シンの活躍を見るたびに「ずっとこれが見たかったんだ!!!」といった気持ちになった。

この映画の展開が前提でDESTINYの役回りだった可能性を考え、自分の胸の中にあった今までのわだかまりがすべて離散していくイメージが頭に浮かんだ。

(ただ、ステラに対して結構残酷なことをしていたムウに対して友好的に話していてちょっと違和感感じたが)

登場する機体たち

 SEED FREEDOMに登場する機体はその登場演出や戦闘演出、ビジュアル全て興奮させてくれるものだった。

イモータルジャスティス

 冒頭のコンパスの戦闘時、シンがジャスティスで出撃したときは「ジャスティスだーー!!!!!」と心の中で叫んでいたし、もし映画館が個室だったら叫んでいた。映画の事前情報でシンに関係する機体の情報が何も明かされず、「まさかギャンやゲルググに乗らないよな、、」とずっと不安を抱えていて、シンの出撃シーンでは「ガンダムに乗ってくれ、、!」と祈っていた。そんな中で因縁のあるジャスティスを駆って戦闘していく様子は最高に興奮した。

 さらにキラのライジングフリーダムと連携してデストロイを倒していく様子を見て、本当に主人公の一角になったんだな、、と感じて泣きそうだった。

ズゴック

 キラがファウンデーションの企みにはまり、ピンチな場面で颯爽現れたのはズゴック。。「ズゴックだーー!!」と心の中で叫んでいた。いや、特にズゴックが好きとかではなかったけど予想外すぎて笑。しかも乗ってたのはアスラン。予告の意味ありげな表情かかえててなんか面白い。量産機でキラが苦戦してた敵相手に善戦している様は、DESTINY一話のザクウォーリアの戦闘を思いだしてアスランらしさを感じた。

 その後もアスランはズゴックで戦闘していた。宇宙で普通にズゴックで戦っててちょっと笑ったが、その後謎が解ける。「いつまでズゴックで戦ってるんだ、、もう映画終わっちゃうぞ、、ジャスティスに早く乗ってくれ!!」と念じていたら、ズゴックをパージしてインジャになった。今までのアスランがガンダムに乗っていないことへのストレスはサプライズとともに解け、脳汁がドバドバ頭の中で流れた。この時の気持ちは形容しがたいし、初日でネタバレなく映画を見に行って正解だったと確信した。

最終決戦

 最終決戦はまさにお祭り騒ぎといった状態だった。

 イザークとディアッカはデュエルとバスターに乗ってエモすぎと思った5秒後にミーティアを装着して無双したり、シンはデスティニーで分身するし、ムウさんはアカツキでレクイエムを跳ね返すし、キラのやってることはすごすぎて何が起きてるのかわからないし笑

 同じような感想をOOの劇場版を見た時も感じたが、圧倒的な展開をする密度の濃い戦闘シーンに圧倒された。どんなにプロットの悪いシナリオだったとしてもこの戦闘を見せられたら120%の満足をして帰れると思う。(実際は最高のシナリオだったが)

最後に

 僕はガンダムSEEDというシリーズが大好きだったということを思い出した。小学生のときはフリーダムが大好きでガンプラをたくさん作ったし、暁の車は1000回くらいウォークマンで再生したし、エクバではインパルスをずっと使っていた。劇場を見ながらSEEDを振り返っていたら同時に自分の青春時代を回想していることに気づき、涙を流した。

 たくさんの思い出が共にありすぎてこの映画には点数をつけられない。この素晴らしいアニメを見れたことを人生に感謝したい。

ちなみに僕はこの感想記事を投稿したくてブログ作成しました。。

ではまた。(´∀`)ノシ