【ゲーム感想】FINAL FANTASY 16 感想、レビュー | ダークファンタジーと爽快なアクションの融合したRPG

FINAL FANTASY シリーズのナンバリング最新作であるFINAL FANTASY16をプレイしました。

非常に美麗なグラフィックでffの世界感にすんなり入っていけるいいゲームでした。

個人的な意見として、よいゲーム（特にアドベンチャーゲームやRPGにおいて）に必要な要素としてゲームが作る世界にプレイヤーがどれだけ感情移入できるかがあると思ってます。そう言う意味で、主人公クライブが眺める世界とプレイヤーが目にする風景を近づけることでゲームの世界との高い同調に成功していると感じました。

以下ネタバレあり

ストーリーについて

公式ページ（https://jp.finalfantasyxvi.com/story/）引用

終焉に向かう大地「ヴァリスゼア」唯一の加護は「マザークリスタル」ヴァリスゼアに生きる人々はクリスタルから供給されるエーテルにより魔法を生み出し、日々の暮らしを成り立たせていたしかし、限りあるその加護は国家による奪い合いも生み出した……
各国はマザークリスタルを求め、召喚獣の力とその力を宿す「ドミナント」を使役し戦を始めるロザリア公国の第一王子「クライヴ・ロズフィールド」もまた、マザークリスタルをめぐる戦乱へと巻き込まれるのであった過酷な運命を背負ったクライヴは、やがて世界の真相を知り、マザークリスタルの破壊を目指していくことになる……
これはクリスタルの加護を断ち切るための物語

一言で言うと、「不思議な物体クリスタルの影響で生まれる戦争や貧富の差にクライブが直面していき、それを救おうとする」といった感じ。

僕はFINAL FANTASYシリーズのストーリーの良さと言うのは、ファンタジーな世界観を下地に戦争や差別などリアルな悲劇を描いてくところだと思っててます。魔法や飛空挺などファンタジーな世界を冒険しているんだけど、結局そこに見えるのは現実でも転がってる情景というギャップが楽しい。

そう言う意味でこのFF16は、買った時の期待に応えてくれました。

戦闘システムについて

すごいよかったです！

このゲームはffのナンバリングタイトルですが、コマンド式の戦闘ではなくアクションRPGへ刷新されています。個人的にこの戦闘はすごい好みでした。攻撃ボタン押してるだけでも無双してる感あって爽快だったし、召喚獣アクションはコンボとか考えたりできて楽しい。

戦闘難易度について

正直に言うとこの点は自分の中でモヤモヤしてます。

僕が感じた点は一つで、ボス戦中に戦闘不能になったら、回復アイテムが満タン戦闘の途中から再開できます。正直コンティニューしたら負ける方法がわからないです。

自分が捻くれてるからかもしれませんが、今までクライブに感情移入していたのに現実に引き戻されるような感覚がしました。なんというか、「誰がやっても勝てるしこれ俺じゃなくてもよくね、、？」と思いました。

　これは従来のコマンドRPGに慣れているFFユーザーに受け入れてもらえるためにカジュアルにしたのだと思いますが、正直どっちつかずだった気がします。もともとFFってコマンドRPGではあったけど難易度事態は低くなかった気がしますし。（FF9のラストダンジョンでクリアできずに放置した記憶ある、、）

（コンティニューしないでやればいいじゃんと言われたら何も言えないですが、、）

グラフィック、ムービーについて

冒頭にも書きましたがこの点は非常によかったし、このゲームの象徴的な部分だと思います。

ムービーが非常に綺麗で映画を見ているような気分になります。で、一番いいと思ったのがムービーから操作できるパートへの移行がとてもシームレスかつ違和感を感じないところ。映画を見ているような感覚のまま登場人物を操作できるので、ゲームの世界観への意識の統合が非常に高い精度でできると感じました。

まあ少しムービー比率長いと思いましたが、個人的には気になりませんでした。

その他ちょっとした不満

1. マップがない

　このゲームはダンジョン内にマップがありません。では道に迷った時にどうするかというとL3ボタンを押し込むと謎の光が現れて行き先を教えてくれます。この仕様、すごいメタ的な視点を感じて好みではなかったカモ。僕はRPGをするときは、「何があるかな」とか「そこを曲がったらどんな景色が見えるのかな」とか考えながらマップを探索するのが好きなんでしすよね。

この美麗な世界をより気持ちよく探索できるようにしてくれたらもっといいなっておもいました。